2026年度 夏期講習 受付中詳細を見る
← わかぎり通信 一覧
学習法2026.06.13

小学校受験の運動テスト対策 — 家庭でできる体づくりと心の準備

小学校受験の運動テストは、運動能力だけでなく指示を聞く力や取り組む姿勢も見られます。わかぎり21が、家庭でできる体づくりと心の準備のポイントをお伝えします。

小学校受験の試験には、ペーパーや行動観察と並んで 運動テスト(運動・指示行動) が組み込まれることが多くあります。「うちの子は運動が得意ではないから心配」というご相談をよくいただきますが、運動テストで見られているのは、必ずしも 運動能力の高さそのものではありません

実は、指示をしっかり聞いて動けるか、順番を待てるか、うまくいかなくても諦めずに取り組めるか——こうした 姿勢や心の育ち が大きなウェイトを占めています。本記事では、ご家庭で無理なく取り組める体づくりと、当日に力を出すための心の準備をお伝えします。

よく出る運動の課題

学校によって内容はさまざまですが、一般的に小学校受験の運動テストでは、次のような課題が取り上げられることが多いといわれています。

  • ケンケン:片足で前に進む、その場で跳ぶ
  • スキップ:リズムよく前進する
  • ボール運動:投げる・つく・キャッチする、的に当てる
  • 平均台:落ちないようにバランスをとって渡る
  • 模倣体操(準備体操):先生のお手本と同じ動きをまねる
  • かけっこ・くま歩き:合図に合わせて走る、四つ這いで進む

いずれも 特別な技術が必要なものではなく、年齢相応に体を動かして遊んでいれば自然に身につく動きが中心です。難しい技を完璧にこなすことより、指示どおりに、最後まで取り組めるか が問われています。

運動能力以上に見られる「姿勢」

運動テストで本当に見られているのは、点数化される技術よりも、その子の取り組む姿勢です。とくに次の3つは多くの学校が重視しています。

指示を聞く力

「笛が鳴ったらスタート」「赤い線まで来たら止まる」など、運動には必ず 約束ごと がついてきます。先生の話を最後まで聞いて、その通りに動けるかどうかは、入学後の集団生活に直結する力として重視されます。動きそのものが上手でも、指示を聞かずに勝手に動いてしまう と評価は伸びにくいものです。

待つ・並ぶ

多くの場合、子どもたちは順番に課題に取り組みます。自分の番が来るまで 静かに並んで待てるか、待っている間の態度はどうかも、しっかり見られています。退屈で列を乱したり、お友達にちょっかいを出したりせず、落ち着いて待てることが大切です。

諦めない姿勢

ケンケンがうまくできなくても、ボールをキャッチし損ねても、もう一度やってみようとする気持ち こそ評価されます。途中で投げ出さず、最後まで一生懸命取り組む姿は、運動が得意な子の華やかさ以上に好印象を与えます。「できた・できない」より「がんばった」 を大切にしてあげてください。

家庭・公園でできる体づくり

体づくりは、特別な道具や教室がなくても、日々の遊びの中 で十分に育てられます。

  • 公園で全身を使って遊ぶ:鉄棒にぶら下がる、ジャングルジムを登る、走り回るだけでも、バランス感覚や体幹が育ちます
  • ケンケン・スキップを遊びに:「ここからあの木まで片足で行けるかな?」と遊び感覚で取り入れる
  • ボール遊び:親子でキャッチボール、ボールつき、的当てなど。最初は大きく柔らかいボールから
  • 線の上を歩く:床にテープを貼ったり、公園の縁石(安全な場所で)を平均台に見立てて歩く
  • まねっこ遊び:「お父さんと同じポーズをしてみよう」と模倣体操の感覚を楽しむ

ポイントは、「練習」ではなく「遊び」として 取り組むことです。「もう一回やろう!」と子どもが自分から言いたくなる雰囲気づくりが、結果的にいちばんの体づくりになります。うまくできた時はもちろん、挑戦したこと自体をたくさん褒めてあげてください。

心の準備(初めての場所・お友達の中で力を出す)

ご家庭や公園ではのびのびできても、試験当日の慣れない場所・知らないお友達の中 では、ふだんの力を出しきれないお子さまも少なくありません。これは決して珍しいことではなく、多くの子どもが経験する自然なことです。

そのための心の準備として、ご家庭でできることがあります。

  • 初めての場所に慣れる経験を増やす:児童館や体操教室、地域のイベントなど、知らない子と一緒に体を動かす機会をもつ
  • 集団のルールを遊びの中で体験する:順番を守る、合図で動く・止まるといった約束ごとを、ふだんの遊びに取り入れる
  • 「楽しんでおいで」と送り出す:「がんばらなきゃ」より、「お友達と体を動かすのは楽しいね」 という前向きな気持ちを育てる

緊張は自然なものです。大切なのは、緊張しても その場の指示を聞いて、自分なりに取り組めること。日頃から少しずつ「いつもと違う環境」に触れておくことが、当日の安心感につながります。

わかぎり21の体操特別専科について

わかぎり21では、運動テストへの不安を解消し、楽しみながら体づくりと心の準備ができるよう、体操の特別専科 をご用意しています。

専門の指導者のもと、ケンケン・スキップ・ボール・平均台・模倣体操といった 基本の動き を、お友達と一緒に取り組みます。動きの上達だけでなく、指示を聞く・順番を待つ・諦めずに挑戦する という、運動テストで本当に大切にされる姿勢を、集団の中で自然に身につけていくことを目指しています。

「初めての場所でも力を出せるように」「お友達の中で楽しく体を動かせるように」——そうした心の育ちまで含めて、丁寧にサポートいたします。

さいごに

運動テストは、運動神経の良し悪しを測るものではありません。指示を聞き、お友達と関わりながら、最後まで諦めずに取り組む ——そんな日々の育ちが表れる場です。ご家庭での遊びと、少しの心の準備で、お子さまは十分に力を発揮できます。

「うちの子に合った進め方を知りたい」「集団での様子を見てほしい」という方は、ぜひ一度、実際の指導をご体験ください。

文責:わかぎり21 講師陣