立教の個別審査で見られているもの — 矢印カード・おじゃまん棒の意図
立教小学校 1日目・2日目で実施される個別審査。矢印カードでクマを誘導する課題、ボードゲーム形式の出題から、学校が何を見ているのかを読み解き、家庭でできる対策を紹介します。
⚠️ 本記事に掲載している日付(出願日・入試日など)は過去の情報を元にしたものです。最新の情報は必ず各学校のホームページをご確認ください。
立教小学校の入試で 個別審査 は最も特徴的なプロセスのひとつです。1日目には絵本視聴後、2人一組での個別審査。2日目には2〜3名同時の個別審査が実施されます。
ペーパー問題と違って「正解はひとつ」ではないため、何が評価されているのか を保護者の方が理解することが、対策の出発点になります。
過去の出題例
2024年秋 / 2025年度 個別審査①
- 矢印カードを置いてクマをはちみつに誘導する
このタイプの課題では、お子さまに矢印カード(→ ↑ ↓ ← など)が渡され、スタート地点のクマからゴール地点のはちみつまでの経路を、自分でカードを並べて作ります。
おじゃまん棒
- 進路の途中に 障害物(おじゃま) が置かれた状態でゴールを目指す。経路選択と試行錯誤が求められる
学校が見ている3つのポイント
立教の個別審査で評価されているのは、以下の3つの力だと考えています。
1. 論理的な試行錯誤
「最初の手で失敗したら、別の手を考えて試す」というプロセスそのものが評価されています。最初から完璧な答えを出せる必要はなく、間違いに気づいたら直す素直さ と 次の手を考える粘り強さ が大切です。
2. 問題の理解
ルールを聞いて即座に理解し、自分の言葉で確認できるか。「クマをはちみつまで運ぶんですよね?」と先生に聞き返せるお子さまは、強いです。
3. 数量と図形の推理
矢印カードの課題は、本質的には 空間認識 と 手順の組み立て の問題です。マス目の数を数え、進む方向を考え、手元のカードを正しい順序で配置する。これらの能力は、家庭での遊びの中で育てられます。
家庭でできる対策
立教専科の指導現場から、家庭で取り組みやすい遊び をお伝えします。
ボードゲーム / カードゲーム
ルールが少し複雑なもの(オセロ、ドンジャラ、簡単なすごろくなど)から、戦略性のあるものへステップアップしていきます。
他校の個別審査の出題に触れる
立教だけでなく、お茶の水・筑波などの過去の個別審査も似た性質の課題が出ています。様々なパターンに触れておくことで、本番で初見の課題にも落ち着いて取り組めます。
難度のちょうどよいパズル
立体パズル、ジグソーパズル(年齢に応じて100〜200ピース)、磁石パズルなど。完成までの過程 を大切にしてください。
戦略の必要なゲーム
詰将棋の初級、迷路、間違い探しなど。手順を考えてから動く習慣がつきます。
「家庭で見守る」コツ
お子さまが詰まったとき、つい正解を教えたくなります。が、立教が見ているのは「正解を出せること」ではなく「自分で考え続けられること」です。
- すぐ手助けせず、5秒待つ
- ヒントは「もう一度ルールを聞いてみる?」など、考える方向を示すだけにとどめる
- できた時より、試行錯誤した過程 を褒める
これらが、本番で発揮される力につながります。
立教専科の指導内容
わかぎり21 池袋本部校の 立教専科 では、毎週の授業で個別審査の演習を取り入れ、過去出題と類題のローテーション で本番対応力を養成しています。
文責:わかぎり21 立教専科 講師陣

