模試を「受けっぱなし」にしない — 結果を合格につなげる3ステップ
模試は受けて終わりでは意味が半減します。わかぎり21が、小学校受験の模試結果を家庭学習に活かし、本番力に変える3つのステップをお伝えします。
模試を受けたあと、判定や順位の数字に 一喜一憂 して、そのまま次の準備に進んでいないでしょうか。
模試は、お子さまの実力を測る「テスト」であると同時に、今の現在地を確認するための道具 です。そしてもうひとつ、本番さながらの環境で取り組む 本番慣れ の場でもあります。初めての場所、知らないお友達、時間に区切られた課題 — こうした緊張感を経験しておくことが、入試当日の落ち着きにつながります。
大切なのは、模試を「受けて終わり」にしないこと。結果をどう読み、どう家庭学習に活かし、次にどうつなげるか。ここからの 3つのステップ が、模試を本番力に変えていきます。
ステップ1:結果は「点数」より「内訳」を見る
模試の結果が返ってくると、つい総合点や判定にだけ目が向きがちです。しかし、合格につなげるために本当に見るべきは 領域別の内訳 です。
小学校受験では、次のような複数の領域が問われます。
- ペーパー(数・図形・言語・記憶・推理 など)
- 行動観察(集団の中での関わり方、ルールの理解)
- 巧緻性・制作(手先の作業、指示の聞き取り)
- 運動・指示行動
- 口頭試問・面接的なやりとり
総合点が同じでも、「ペーパーは得意だが行動観察が苦手」なお子さまと、「行動観察は得意だがペーパーの記憶分野が弱い」お子さまとでは、必要な対策がまったく違います。
まずは結果票を広げ、どの領域が伸びていて、どこに課題があるか を一つずつ確認してみてください。前回の模試と比べて、伸びた領域があればそれは大きな成果です。
ステップ2:間違いを家庭で復習する
弱点が見えたら、次は家庭での復習です。ここで最も大切なのは、叱らないこと。
「どうしてできなかったの」「前にもやったよね」といった言葉は、お子さまの「やってみよう」という気持ちをしぼませてしまいます。模試の結果が振るわなかったとき、いちばん落ち込んでいるのはお子さま自身であることも少なくありません。
復習のときは、次のことを意識してみてください。
- できたところを先に認める(「ここ、しっかりできていたね」)
- 間違えた問題は、もう一度落ち着いて一緒に取り組む
- できなかった理由が「わからなかった」のか「あわてた」のか「指示を聞きそびれた」のかを 切り分ける
- 一度にすべてを直そうとせず、1〜2つの課題にしぼる
行動観察や巧緻性のように、ペーパーのように「答え合わせ」ができない領域もあります。その場合は、日常生活の中で お手伝いや遊びを通して経験を積む ことが復習になります。たとえば、お友達と順番を守って遊ぶ、折り紙やはさみを使う、といった経験です。
復習は「できなかったことを責める時間」ではなく、「次はできるようにする」前向きな時間 にしていきましょう。
ステップ3:次の模試・本番への計画を立てる
弱点を把握し、復習の方向性が見えたら、最後は 次への計画 です。
模試は一度きりではありません。次の模試までの期間を使って、見つかった課題に少しずつ取り組んでいきます。計画といっても、難しく考える必要はありません。
- 今回の課題のうち、次の模試までに取り組むテーマ を決める
- 家庭学習に、その分野の練習を 無理のない範囲で組み込む
- 次の模試で、その分野が伸びているか を確認する
このように「課題を見つける → 取り組む → 次の模試で確かめる」というサイクルを回していくことで、模試一回ごとが本番に向けた 着実な一歩 になります。判定の数字が上下することよりも、このサイクルが回っているか のほうがずっと大切です。
なお、本番までにあと何回模試を受けられるかは、お子さまの志望校や時期によって変わります。最新の日程は模試ページをご確認ください。
模試を受けるときの親の心構え
模試はお子さまだけでなく、保護者にとっても本番のシミュレーション です。当日の動きや声かけを、ここで一度整えておきましょう。
NGな声かけ
良かれと思った一言が、かえってお子さまを緊張させてしまうことがあります。
- 「今日は絶対いい点取ってきてね」と 過度なプレッシャー をかける
- 終わったあとに「できた?」「何問できた?」と 問い詰める
- 他のお子さまや前回の結果と 比べる
代わりに、「いつもどおりやってこようね」「楽しんできてね」といった、お子さまを安心させる声かけ を心がけてください。
当日の過ごし方
- 朝は いつもより少し早めに 起き、あわてず出発できるようにする
- 朝食をしっかりとり、トイレも済ませておく
- 移動中は リラックスした雰囲気 を保つ
- 終わったあとは、結果ではなく 「最後まで頑張ったこと」をまず認める
保護者が落ち着いていることが、お子さまの落ち着きにそのままつながります。
わかぎり21の模試について
わかぎり21では、小学校受験に向けた模試を実施しています。長年の指導で培った視点から、ペーパーだけでなく行動観察や指示行動など多面的に お子さまの今の力を確認できるよう設計しています。
- 外部生(他塾に通うお子さま)の受験も可能 です
- 本番に近い環境で、緊張感のある経験 を積めます
- 結果をもとに、次に取り組むべき課題 を見つけるお手伝いをします
模試を運営する立場としても、私たちは「受けて終わり」ではなく、結果をその後の学習に活かしていただくこと を何より大切にしています。
具体的な日程やお申し込み方法は、わかぎり模試の日程・お申込み のページでご確認ください。
おわりに
模試は、判定の数字に振り回されるためのものではありません。現在地を知り、課題を見つけ、次につなげる — この使い方ができたとき、模試は合格に向けた強い味方になります。
わかぎり21では、模試の結果の読み方から家庭学習の進め方まで、一人ひとりに寄り添ってサポートしています。まずは一度、お子さまの様子を見てみたいという方は、体験授業のお申込み からお気軽にお問い合わせください。
文責:わかぎり21 講師陣

